中京区K様邸|京町家の断熱、ここまでできます
公開日(想定): 2026年6月19日 / カテゴリ: 施工事例 > 京町家リノベ / タグ: 中京区, 京町家, 断熱, リノベ
こんにちは、西陣まちや工務店の山田です。
「京町家は冬寒い、夏暑い」というイメージをお持ちの方、多いですよね。
実際、私たちもよく「断熱しても限界があるのでは?」というご相談をいただきます。
今週工事中の中京区 K 様邸では、その「断熱の限界」を超える挑戦をしておりまして、今日はその記録をお伝えします。
京町家の断熱が難しい3つの理由
まず、京町家の断熱がなぜ難しいのか、簡単にお伝えしておきます。
- 壁が薄い(土壁が中心で、現代基準の断熱材を入れるスペースがない)
- 軒下や床下に風が抜ける構造で、密閉性が低い
- 大きな開口部(格子戸・障子)が多く、開口部からの熱損失が大きい
伝統的な京町家は「夏の涼しさ」を優先した造りで、冬は火鉢で暖を取るのが前提でした。現代の生活様式(暖房をつけて部屋全体を暖める)には合わない部分があります。
K 様邸での3つの工夫
K 様邸は築90年の京町家。「歴史を残しつつ、冬も暖かく住みたい」という要望でした。
① 内側断熱(壁)
外観は触らず、内側からセルロースファイバー(古紙再生の断熱材)を吹き込みました。土壁を残せて、調湿性も保てる方法です。
② 床下の気密化
床下の隙間を発泡ウレタンで埋めて、風が抜けないように。これだけで冬の足元の冷えが大きく変わります。
③ 内窓の設置
格子戸・障子はそのままに、その内側に樹脂サッシの内窓を追加しました。見た目は伝統的な京町家のまま、断熱性能は現代基準に。
どこまで暖かくなるか(数字)
K 様邸の断熱工事前後のシミュレーションがこちらです:
完全な高気密高断熱住宅(室温18℃以上)までは届きませんが、「ヒートショックの心配がない」「朝の暖房をすぐ効かせられる」レベルには到達できます。
京町家を残したい方へ
「京町家を購入したけど、冬が辛そう」「将来の親世代の住まいとして安全性が心配」というご相談、最近とても増えています。
築年数・予算・どこまでの快適性を求めるかによって、最適な工法は変わります。まずはお気軽にご相談ください。
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※ これはデモ用の架空記事です。実在の会社・人物とは関係ありません。